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「寝年末」でリバウンド……。
改めてわかった朝晩計量の大切さ。 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2011/01/18 06:00

「寝年末」でリバウンド……。改めてわかった朝晩計量の大切さ。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

リバウンド分を挽回すべくバランスボールで奮闘中!

 お正月! 元日!

 黒豆、お雑煮、栗きんとん、嫁さんの実家でおせち料理を存分にいただきました。うぅ、いまだに満足感が続いているような。

 でもって年末は、お昼ごはんを食べた後は、布団の中でゴロゴロしていたのである。九州は寒くて、雪が降ったのをいいことに外出せず「寝正月」じゃなくて「寝年末」を決め込んでいたのである。

 でも、これって体重増加の基本的なパターン。なお悪いことに嫁さんの実家にはデジタル表示の体重計がなく、針が数値を示す旧式のタイプのものしかなかった。これだと正確な体重が分からないからなあ――と思いつつ、朝晩の計量やウェルネスリンクへのアクセスをサボってしまった。こんなことではいけないと思って、体重計に乗ってみた。

 体重計に乗り、針が激しく揺れて、そのうち落ちつく。あれ、「70」あたりだぞ、こりゃ……。まずいぞ、これは。

1年のダイエットの計は元日にアリ!?

 実は元日におせち料理をいただいた後、私は箱根駅伝の取材があるためその日の夜には東京に戻っていた。そして、お風呂上りに体重計に乗った。

 69.8kg。

 う~む、やっぱり寝年末がいけなかったのか、体重が1.5kgも増えているではないか!

 改めて毎朝、毎夜に計量することの大切さを思い知らされた。朝、「ちょっと重めだな」と認識することで、昼ごはんや午後のお茶の時間(原稿を書いていると、どうしても甘いものを補給したくなるのです)、それに夕食の食べる時間まで気配りが出来るようになるのだ。

 去年は出張先で計量をサボることが結構多かったので、これもしっかり計量しよう。そう、体重計を探し出してでも!

どこまでもストイックな箱根駅伝を観て己を戒める。

 体重が増えたところで、箱根駅伝の取材である。

 箱根を取材すると、毎年刺激をもらうことになる。

 己を律して月に何百キロと走ってきた学生たち。ああ、自分もしっかりしなきゃ……と毎年のように清々しくも謙虚な気持ちにさせられるのである。

 というわけで単純に箱根駅伝から刺激を受けたのと、年末年始に増えた分を落とそうということで、箱根の仕事がひと段落したところでウォーキング、ジョギング、そしてヨガを再開した。 ウォーキングは生活のなかのアクセントにする。

 たとえば赤坂で仕事があったら、自宅を少しだけ早めに出て四谷から歩く。これで25分くらい。ラジオで話す場合は、歩いて活性化してから話す方が調子もいいみたいだし。

 ジョギングは年末走っていなかったので、ゆっくりスタート。1km歩いて、2km走って、1km歩くといったような感じ。

 そして久しぶりのヨガ。完成ポーズを決める時に、気持ちを集中させなければいけないので、余計なことは考えないのがいい。企画やら原稿やら、ヨガの間は「おさらば」じゃ。

毎朝体重計から逃げないこと。これが基本。

 てなことを続けていると、ちょっとずつ体重は減っていった。

 1月13日の時点で67.9kg。2週間で2kg近く、ストレスもなく減ったことになる。

 年末の緩んだ気持ちのせいでリバウンドはしたけれど、体重計に乗ることを1日の起点にして、身体を動かすことを習慣づけていくことで、体重もそうだけれど生活全般が活性化するのがうれしい。

 本当は66kg台まで落とすのが目標だけれど、焦らずやっていこうと思う。

 まずは、毎朝体重計から逃げないこと。これ、基本だから。

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