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<食べる順番を意識して痩せた!> 編集者・佐々木由美 「酒好き、早食い、深夜食でも成功!」
text by
田中理恵Rie Tanaka
photograph byMiki Fukano
posted2013/06/12 06:00
ご飯を最後に食べるための小さな工夫とは?
まずうっかりご飯を食べてしまわないように、自炊のときはコース料理のように1品ずつ出して食べました。野菜を食べ終わったらお皿を下げて、おかずを運んで食べて……イメージはフレンチですね。この食べ方にはもうひとつ利点があって、一気に料理を出すと炊きたてのご飯も食べるころには冷めてしまう。1品ずつ出せば、ほかほかの一番おいしいご飯が食べられます。
昼食用のお弁当箱も変えました。100円均一で小さなタッパーが売ってますよね。あれに野菜、おかず、ご飯を別々に詰める。食べるときは野菜のタッパーだけ開けて、食べ終わったら蓋を閉め、おかずの蓋を開ける。目の前にご飯があるから食べたくなっちゃう。だったら最初から見せないという戦法です。お店で定食を食べるときは、お膳を180度回転させる。定食のご飯って必ず手に取りやすい手前に置いてあって、付け合わせの野菜が奥にあるでしょ? お膳を回転させれば、野菜が手前にきて、ご飯が取りにくい位置になるんです。
飲みに行った時に欠かさないのは、野菜料理を1品食べ切ること。
飲みに行ったら、乾杯の一口だけ順番を気にせずに飲む。そのあと野菜料理を1品食べ切ったら、お酒は解禁。好きなものを好きなだけ飲んでました(笑)。ひとりだけ違う行動をするのって結構恥ずかしかったんですけど、「こういうダイエットをしてるので、最初だけ野菜食べさせてください」っていうと意外にもみんな興味津々。私もやってみる! って付き合ってくれた友達もいました。
うっかり食べちゃうこともありましたが食べる順番を変えるのは思ったより楽でした。それよりも私は“よく噛んでゆっくり食べる”というルールのほうがきつかった。もともと早食い傾向だったというのもあるんですが、10分かけて野菜を食べるのって、実際にやると相当ゆっくりなんですよ。品数が多くなればそのぶん食べる時間もかかるだろうと、途中から最低2品は野菜料理を用意してました。毎日2品作るのは大変なので、マリネや温野菜など、1品は日持ちのする野菜料理にして、いつも冷蔵庫のなかにストックがある状態にしてましたね。