内村航平の名言 

個人総合では圧巻の演技を見せ、日本人として28年ぶりとなる金メダルを獲得した内村だが、その2日前に行われた団体決勝では最終種目のあん馬で着地前に大きくバランスを崩すというミスを犯す。合議による採点の変更で銀メダルを死守したが、内村は「大会が始まる前からオリンピックに懸け過ぎた部分があった。いつもと違う気持ちで臨んだことがミスにつながったのだと思う」と反省の弁を述べた。「オリンピックで金メダルを取ることの難しさ」をロンドンで学んだという日本体操界のエースは、すでに4年後のリオを見つめている。

Number2012/8/24臨時増刊号(2012/08/17)