濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
K-1戦士がプロレスのマットに続々!
格闘技界に起っている“逆転現象”。
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2011/07/19 10:30
6月に行なわれた、全日本プロレス両国大会でプロレスデビューした京太郎(写真右)。船木誠勝を相手にK-1ヘビー級王者がカポエイラキックを見舞う。京太郎は今後、本格的にプロレスへの参戦が見込まれている
有名格闘家のプロレス参戦の流れは今後も続く?
大物立ち技ファイターの参戦と同時に、新しい流れといえるのは、彼らが格闘技を“卒業”したわけではないということだ。
長島は条件とタイミングさえ合えばK-1に出場するつもりがあるし、総合格闘技の練習も行なっているバンナにはUFC出場という野望があるという。バンナはIGFと並行して、海外ではキックボクシングのリングにも上がっている。といって、プロレスが単なる“腰かけ”というわけでもない。
もともとプロレスファンだった長島はドラゴンスクリューやブレーンバスター、ムーンサルトプレスといった“純プロレス技”を披露。バンナやセフォーもIGF独特の格闘技スタイルを活かしたプロレスに順応しているようだ。プロレスファンにも、格闘家を“外敵”として見るムードはない。
格闘家にとって、プロレスのリングは居心地の悪い“バイト先”ではないということだ。この先、どんな選手がプロレス参戦を果たしてもおかしくはないだろう。もちろん、そこでも試合のレベルは厳しく問われるのだが……。