実際オープン戦でもベッツと大谷がつなぎ、フリーマンが満塁ホームランという流れを作っている。

　大谷の後を打つことになりそうなフリーマンだが、ブレーブスに所属していた2020年、ナ・リーグMVPに輝き、昨シーズンにはMLB史上98人目となる通算300本塁打、2000安打を達成した大打者である。

　そんな彼も2021年のオールスター時、電光掲示板に掲示されたホームラン王争いの順位表の「SHOHEI OHTANI」のところを指差して「メジャー全体で最もホームランを積み重ねている男が、今晩エンゼルスの先発としてマウンドに立つことになっているんだ」と最大限のリスペクトを語っている。なおベッツとフリーマンは昨年のWBCでそれぞれアメリカ、カナダ代表の主力として世界一を目指していた。そんな超一流の彼らが力を合わせてワールドチャンピオンを目指す構図は、やはり心躍る。

オープン戦出場後、大谷と水原一平通訳と会話するフリーマン　©Nanae Suzuki

韓国に到着、いよいよ7年目のメジャー開幕へ

　現地時間14日、ドジャース公式「X」は大谷らドジャースの選手が笑顔で飛行機に乗る姿をアップし、その中の1枚では“話題の2ショット”が公開され、15日の午後には仁川国際空港到着ロビーに大谷が真っ先に登場した。

　妻との関係性は前述したインタビューでの本人の言葉こそすべてで……ファンとしてなによりも注目したいのは、大谷の本分である野球を、7年目を迎えるメジャーで追求する姿である。打者専念のシーズンが韓国ソウルからいよいよ始まる。