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渡米5年目にしてベストの状態に。悲愴感なき筒香が醸す復活の予兆。

posted2024/03/14 09:00

 
渡米5年目にしてベストの状態に。悲愴感なき筒香が醸す復活の予兆。<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

'20年レイズを皮切りにマイナー、米独立Lを含め7球団目。2月24日のOP戦では2点適時打を放ちアピールは続く

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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Yukihito Taguchi

「自分は結果を出さないといけない立場ですので、そこがすべてかなと思っています」

 ジャイアンツとマイナー契約を交わし、キャンプに招待選手として参加している筒香嘉智は、シンプルな言葉で決意を口にした。レンジャーズのマイナーからスタートした昨季は、独立リーグ・スタテンアイランドを経てジャイアンツ入りしたものの、メジャーの舞台に立つことはなかった。だが、今の筒香に、重苦しさや悲愴感はない。「今までの5年間の中では一番体調はいい」との自己分析には、強がりも誇張もない。

 過去4年間は、十分な準備ができないまま、開幕を迎えた。'20年、'21年はコロナ禍、'22年はオーナー陣によるロックアウト、'23年はビザ取得の遅延で途中合流と、通常のキャンプを過ごすことができなかった。迎えた今季は、2月上旬に早々とキャンプ地アリゾナへ入り、余裕を持ってコンディションを整えた。

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