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大谷翔平“じつは最後まであった”エンゼルス残留説…ドジャース監督“まさかの暴露”からブルージェイズ急浮上まで「歴史的移籍はこうして決着した」 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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photograph byGetty Images

posted2023/12/11 17:03

大谷翔平“じつは最後まであった”エンゼルス残留説…ドジャース監督“まさかの暴露”からブルージェイズ急浮上まで「歴史的移籍はこうして決着した」<Number Web> photograph by Getty Images

大谷翔平の移籍劇を振り返る。写真は2021年オールスター時(左がドジャースのロバーツ監督)

 大谷の意向を汲みながら野球界全体のことも考えるべきという監督の言葉からは、球界を代表するスター選手を迎え入れるのだという覚悟も伝わってきた。

エンゼルス残留の可能性もあった…

 2度目の肘手術を受けた大谷が、二刀流として復活すると思うかという質問も出た。

「我々はそう考えている。執刀したニール・エラトロッシュ医師ももちろんそうだし、球団のスタッフも、その時期がきたときに投手として復帰できると自信を持っている。ただ1つ言えることは、我々がこれだけの年数のこれだけの契約を結ぶ(であろう選手の獲得を臨む)ということは、それだけその選手に賭けているということ。その選手に全力で賭ける。我々は喜んで賭けたいし、賭けることに興奮するし、賭けが成功することを願っている。彼は本当に特別な選手だ」

 ドジャースは、このスポーツ史上最高額の契約を結んで大谷に賭け、大谷自身もそれに応える覚悟を決めた。ヘイマン記者によると、大谷争奪戦は最終的にドジャースとブルージェイズとエンゼルスの3球団に絞られ、トロントへのプライベートジェット騒動が起きていたときはドジャースもまだ大谷の決断を聞かされていなかったという。最後まで熟考し、そして決断した。さまざまな騒動を巻き起こした史上最大の移籍劇は、こうして決着した。

「現役最後の日まで、ドジャースのためだけでなく野球界のために、邁進し続けたいと思います」

 大谷の決断発表の文章には、力強い決意がつづられていた。

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