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「イトウは時としてメッシ」日本通ブラジル人記者に話を聞いたら大興奮「全く臆することなく…」ドイツ惨敗は「怨念の祟りだ」皮肉報道も 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byDaisuke Nakashima

posted2023/09/12 11:02

「イトウは時としてメッシ」日本通ブラジル人記者に話を聞いたら大興奮「全く臆することなく…」ドイツ惨敗は「怨念の祟りだ」皮肉報道も<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

伊東純也は先制ゴールを導き出すなどドイツ戦で大活躍。日本通のブラジル人記者も絶賛だ

「右ウイングは、イトウ(伊東純也)については記事で書いた通りだけど、レアル・ソシエダ(スペイン)で見事なプレーを見せているクボ(久保建英)がイトウの控えという贅沢な状況にあるのが素晴らしい。

 世界最高峰のプレミアリーグで輝きを放つミトマ(ブライトン)は、彼にとっては最高の日ではなかったかもしれない。それでも、アサノ(浅野拓磨)が外した決定機などいくつかのチャンスを作り出していた」

「元世界王者に対しても全く臆することなく…」

 試合翌日(10日)、ドイツ代表のハンジ・フリック監督が解任された。スポーツサイト「ランセ!」などブラジルメディアの多くは、「日本戦の大敗が解任の直接の原因となった」と報じた。

 前述のボンテンポ記者は、「かつて、日本は欧州の強豪国とマッチメイクできただけで満足していた。しかし、今はそうではない。元世界王者に対しても全く臆することなく、勝利を目指してプレーする」とも記している。

 フットボール王国のメディアと国民は、日本のフットボールがこれまでとは別の次元に到達しつつあることを明確に認識している。

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