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「オオタニは才能豊か」不調だった大谷翔平を指揮官が“それでもホメた”納得の理由…ダルビッシュとネビン監督が語った「大谷のスゴさ」の共通点 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2023/07/07 17:22

「オオタニは才能豊か」不調だった大谷翔平を指揮官が“それでもホメた”納得の理由…ダルビッシュとネビン監督が語った「大谷のスゴさ」の共通点<Number Web> photograph by Getty Images

パドレスとの3連戦では10打数無安打と苦しんだ大谷翔平。ダルビッシュとネビン監督の言葉から、今後の“可能性”を探る

ダルビッシュが語る大谷「打開策を見つけてくる」

 日々、自分の投げるボールを磨き続けるダルビッシュは11もの球種を操る。そして、彼は対戦相手が決まると、分析班とともに相手打者の研究を徹底的に重ねる。ウイークポイント、カウント別のアプローチ、もちろんストロングポイントも押さえる。崇高な技術と高いベースボールIQ。彼の取り組みには明確な『根拠』があり、それを実践できる投球術はアスリートとして完成形と言える。30代になってから辿り着いた境地と言えるかもしれないが、そのダルビッシュは29歳になったばかりの二刀流大谷を讃えた。

「(投手としても)僕は似ているなと思いますね、打者と。自分が調子が良くなくなってくると、そこから打開策を見つけてくる。似ていると思います」

 野球博士としての分析力を持つダルビッシュの大谷評は説得力十分だった。

1球1球に、明確な根拠がある

 そんなふたりだからこそ、彼らの対峙が見たかった。WBC侍ジャパンの優勝を支えた両輪の初対決は、残念ながら来季以降へ持ち越し。大谷との対戦は楽しみかと聞かれたダルビッシュはそれまでの優しい顔から戦う男の表情へと変わった。

「楽しいもなにもない。打者はみんな同じで、自分は仕事だと思って野球をやっているので。どの打者でも、どういうタイプでも(やることは)同じです」

 1球1球、明確な根拠があるダルビッシュと大谷のアプローチ。そんなふたりの頭脳戦と最高峰の技術がぶつかり合う名勝負が見たくて仕方ない。来季の楽しみとしよう。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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