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渋野日向子、笹生優花、古江彩佳ら“ゴルフ界史上最多の22名”が挑戦…全米女子オープン「なぜ日本人が多い?」5つの理由〈米記者の優勝予想も〉

posted2023/07/05 11:03

 
渋野日向子、笹生優花、古江彩佳ら“ゴルフ界史上最多の22名”が挑戦…全米女子オープン「なぜ日本人が多い?」5つの理由〈米記者の優勝予想も〉<Number Web> photograph by Shizuka Minami

男女通して海外メジャー1大会の最多記録を更新する「22名」がエントリーした今年の全米女子オープン。日本勢の優勝争いに期待したい

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南しずか

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Shizuka Minami

 現地時間7月6日から今季の海外メジャー第3戦となる「全米女子オープン」が開催される。

 2021年大会の覇者で、前週の全米女子プロゴルフ選手権でも2位に入った笹生優花や米女子ツアーのポイントランキングで上位に位置する古江彩佳ら好調の選手たちの活躍が期待されるが、その中でも大きなトピックとなっているのが過去最多となる日本勢の出場人数だ。

渋野が初出場した2020年は総勢19名

 全米女子オープンには、岡本綾子が初めて出場した1983年大会を契機に毎年のように複数の日本人選手が参戦するようになった。2014年からは日本で予選会が開催されるようになったことで、国内でプレーする選手たちにもチャンスが与えられ、出場者が10名を超えることが珍しくなくなった。渋野日向子が初出場した2020年大会には当時最多となった19名が出場。そして、ついに今年はそれを上回る21名が挑戦する。男女を通じてメジャー大会における日本選手最多出場新記録となる。

 なぜここまで多くの選手が参戦できるようになったのか。それぞれの出場資格に触れながら、その要因を紹介したい。

 エントリーする出場者は以下の通り。

馬場咲希(18歳/アマチュア)、古江彩佳(23歳)、畑岡奈紗(24歳)、岩井明愛(21歳)、岩井千怜(21歳)、勝みなみ(25歳)、川崎春花(20歳)、木下彩(24歳)、小宮千鶴(17歳/アマチュア)、三ヶ島かな(26歳)、長野未祈(22歳/アマチュア)、西村優菜(22歳)、野村敏京(30歳)、西郷真央(21歳)、笹生優花(22歳)、佐藤心結(19歳)、渋野日向子(24歳)、上田桃子(37歳)、上原彩子(39歳)、脇元華(25歳)、山下美夢有(21歳)、吉田優利(23歳)※アルファベット順、年齢は大会開幕時。

【出場資格】
(1)過去10年間の優勝者
笹生優花(2021年)
(2)2022年全米女子アマ優勝者
馬場咲希
(3)過去5年の全英女子オープン優勝者
渋野日向子(2019年)
(4)2022年米女子ツアーポイントランキング上位30名
畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花
(5)2022年米女子ツアー優勝者(全米女子オープン以降)
古江彩佳
(6)2023年米女子ツアーポイントランキング上位10名
古江彩佳
(7)世界ランキング上位75名(5月3日付)
畑岡奈紗、古江彩佳、稲見萌寧、岩井千怜、勝みなみ、川﨑春花、西村優菜、西郷真央、笹生優花、渋野日向子、上田桃子、山下美夢有、吉田優利
(8)日本地区最終予選会で出場権を得た選手
岩井明愛、木下彩、三ヶ島かな、佐藤心結、脇元華
(9)日本地区以外の最終予選会で出場権を得た選手
長野未祈、野村敏京、上原彩子
(10)女子世界ランキング上位75名(7月3日付)
岩井明愛
※小宮千鶴(アマチュア)は岩井明愛が(10)の出場資格を満たしたため、日本地区最終予選会の繰り上がりで出場権を獲得。稲見萌寧は出場見送り

【次ページ】 「全米女子オープンは誰もが憧れる」

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馬場咲希
古江彩佳
畑岡奈紗
岩井明愛
岩井千怜
勝みなみ
川崎春花
木下彩
小宮千鶴
三ヶ島かな
長野未祈
西村優菜
野村敏京
西郷真央
笹生優花
佐藤心結
渋野日向子
上田桃子
上原彩子
脇元華
山下美夢有
吉田優利
宮里藍
横峯さくら

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