「闘うカマダはモドリッチのよう」「ヨシダは弱点になるかも」ドイツが警戒する日本人選手はだれ？ ブンデス記者のリアルな森保ジャパン評

　ドイツサッカー連盟のベルント・ノイエンドルフ会長は、ドーハに到着後初めての記者会見でこう言った。

「初戦の日本戦には私たちが勝つだろう」

　これはドイツのサッカーファンたちの全会一致の意見に違いない。

　ただ、ネームバリューに捉われない人なら、いくらW杯4回優勝しているドイツとはいえ日本との初戦を勝つのが当然ではないことはわかっているだろう。なぜなら日本代表には、ブンデスリーガでプレーする選手が8人いる。ドイツ代表を除き、今大会のどのチームと比べても多いのだ。“サムライブルー”の選手たちは初戦で当たる著名な相手選手たちをテレビで観て知っているのではなく、リーグ戦の日常を通して肌で感じ取っている。これが心理的な助けになってしまう可能性がある。

　もちろんドイツ代表の選手たちも、日本代表の個人個人が今どれだけのレベルにいるのかをよくわかっている。ブンデスリーガを常に追っている者であれば、この日本チームにリスペクトを抱かないわけにはいかない。中でも、鎌田大地に対しては。

ドイツ代表10番ニャブリに匹敵

　鎌田はこの半年間、アイントラハト・フランクフルトのユニフォームを着けて、国際的に見てもトップレベルの選手であることを示してきた。フランクフルトがチャンピオンズリーグ16強入りを果たせたのも、鎌田が重要な要素としてあったからである。ブンデスリーガでの7得点5アシストはトップスコアラーの一人で、バイエルンのスター選手でありドイツ代表でもあるセルジュ・ニャブリとほぼ並んでいる。

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