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〈佐々木朗希は交流戦どうなる〉「ここ5年のチーム・選手成績」を調べると… “首位”ソフトバンク貯金21、最下位や最多本塁打は? 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNanae Suzuki/Hideki Sugiyama

posted2022/05/24 11:06

〈佐々木朗希は交流戦どうなる〉「ここ5年のチーム・選手成績」を調べると… “首位”ソフトバンク貯金21、最下位や最多本塁打は?<Number Web> photograph by Nanae Suzuki/Hideki Sugiyama

交流戦に強い丸佳浩と、今季大注目の佐々木朗希。巨人vsロッテで実現なるか

 救援投手陣では楽天の松井裕樹が23セーブ、DeNAの山崎康晃が18セーブ、日本ハムの宮西尚生が18ホールド、元巨人のマシソンが17ホールド、中日の谷元圭介が16ホールドを挙げている。投手も実績あるベテランが数字を残していると言えよう。

佐々木朗希のプロ初勝利は昨季の交流戦だった

 今季の注目は何といってもロッテ佐々木朗希だ。

 毎週金曜日、3回の登板が予定されている。昨年は阪神とヤクルトに投げて11回で1勝(阪神戦がプロ初勝利)。11回で自責点4ながら10奪三振だった。

 交流戦は、ペナントレースのゲームチェンジャーになることがある、好調だったチームが他リーグ相手に苦戦したり、不振のチームが復活したり。そういう意味では、阪神、日本ハムの動向にも注目したい。

巨人・丸は1番に入ってから好調

<NPB第9週の成績 2022年5月16日~5月22日>

〇セ・リーグ
ヤクルト6試4勝2敗0分 率.667
巨人6試4勝2敗0分 率.667
DeNA5試3勝2敗0分 率.600
広島6試3勝3敗0分 率.500
阪神6試3勝3敗0分 率.500
中日5試0勝5敗0分 率.000

 中日が5敗、リーグの赤字をすべて背負った。ヤクルトが首位だが巨人と1差、広島とは1.5差だ。

・個人打撃成績10傑 ※RCは安打、本塁打、盗塁、三振、四死球など打撃の総合指標
丸佳浩(巨)20打7安0本0点0盗 率.350 RC5.76
マクブルーム(広)20打6安1本5点0盗 率.300 RC5.04
牧秀悟(De)18打6安2本9点0盗 率.333 RC4.77
阿部寿樹(中)16打6安2本5点 率.375 RC4.63
坂倉将吾(広)21打7安3点 率.333 RC4.32
西川龍馬(広)24打7安1本5点 率.292 RC4.18
山田哲人(ヤ)22打6安1本3点1盗 率.273 RC4.17
佐野恵太(De)10打6安 率.600 RC3.98
小園海斗(広)23打8安1本5点 率.348 RC3.97
野間峻祥(広)18打7安1点 率.389 RC3.91

 巨人の丸は1番に起用されて活躍している。ただ1番ということもあってか打点は0、新外国人マクブルームが好調。本塁打はDeNAの阪神の牧、中日の阿部、阪神の糸原健斗、大山悠輔の2本塁打。打点もDeNA牧がトップ。盗塁は阪神、近本光司が3盗塁をマークした。

・個人投手成績10傑 ※PRはリーグ防御率に基づく総合指標
伊藤将司(神)1登1勝9回 責0率0.00PR3.13
今永昇太(De)1登1勝9回 責0率0.00PR3.13
戸郷翔征(巨)1登8回 責0率0.00PR2.784
小川泰弘(ヤ)1登1勝7回 責0率0.00PR2.44
ウィルカーソン(神)1登1勝7回 責0率0.00PR2.44
森下暢仁(広)1登1勝7回 責0率0.00PR2.44
西純矢(神)1登1勝9回 責1率1.00PR2.13
西勇輝(神)1登6回 責0率0.00PR2.09
アンダーソン1登1勝6回 責0率0.00PR2.09
菅野智之(巨)1登1勝8.1回 責1率1.08PR1.90

 阪神の伊藤将が22日の巨人戦でプロ入り初完封、DeNA今永は17日の中日戦で2019年8月18日の広島戦以来の完封勝利をマークした。救援ではヤクルトのマクガフ、巨人の大勢、DeNA山崎康晃が2セーブ、ヤクルト今野龍太、阪神の湯浅京己が3ホールドをそれぞれ挙げている。

【次ページ】 パでは絶不調だった主軸打者に当たりが戻ってきた

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佐々木朗希
宮崎敏郎
丸佳浩
福岡ソフトバンクホークス
山田哲人
松田宣浩
ブランドン・レアード
糸井嘉男
山口俊
則本昂大
石川歩
松井裕樹
山崎康晃
宮西尚生

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