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【桜花賞】白毛馬初の偉業を遂げたソダシは“2つのテーマ”をクリアした 「話題性だけと見られていたので…」 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2021/04/12 11:45

【桜花賞】白毛馬初の偉業を遂げたソダシは“2つのテーマ”をクリアした 「話題性だけと見られていたので…」<Number Web> photograph by Photostud

昨年のデアリングタクトに続き無敗の桜花賞馬になったソダシ。コースレコードの見事な走りだった

話題性だけで本当に強いのかと見られていた

 道中や直線入口での操作性といい、ロングスパートをかけて、瞬発力で上回る相手を完封したレースぶりといい、昨年より、すべてがワンランクもツーランクも進化している。

 ソダシのスタミナを生かすべく、先行して早めに抜け出した吉田の騎乗からは、この馬に対する強い信頼と自信が感じられた。

「プレッシャーはありました。周りからも、話題性だけで本当に強いのかという感じで見られていたので、何とか見返してやろうという気持ちでした。(距離が延びても)ここを勝ってくれたので、先は無限大だと思います。これだけの馬に乗せてもらって結果を出せたことは、ぼくにとっての財産になります」

 デビュー18年目で、自身にとっても初のクラシック制覇となった。

 これでソダシは、昨年のデアリングタクトにつづき、史上8頭目の無敗の桜花賞馬となった。レース史上最長レース間隔となる中118日での勝利。5勝のうち、2戦目の札幌2歳ステークスは首差、前走の阪神ジュベナイルフィリーズは鼻差、今回は首差と、小差でもしっかり勝ち切ることがこの馬らしさになっている。

ぬいぐるみも大人気のソダシ

 桜花賞の売上げは182億8906万7300円で、前年比130.2%の大幅増。売上げといえば、ソダシのぬいぐるみも大変な人気で、阪神競馬場のショップでは開店後すぐに売り切れ、本稿を書いている時点では、ネットショップも「在庫調整中」、つまり、入荷待ちとなっている。

 ソダシの次走はオークスになる模様。純白のアイドルは、緑のターフで輝きつづける。

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