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グランアレグリア、前を塞がれてもキレキレの末脚でマイルCS圧勝! 今後は距離延長も?
 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2020/11/23 11:35

グランアレグリア、前を塞がれてもキレキレの末脚でマイルCS圧勝! 今後は距離延長も?<Number Web> photograph by Kyodo News

マイルチャンピオンシップを制したグランアレグリア

ルメールは今年のGI7勝目、そして牝馬の時代はつづく

 手綱をとったルメールは、天皇賞・秋(アーモンドアイ)、エリザベス女王杯(ラッ
キーライラック)につづくJRA・GI騎乗機会3連勝で、今年のGI7勝目を挙げた。自身が18年に記録した年間GI最多勝記録の8勝まであとひとつと迫った。意外にも、マイルチャンピオンシップはこれが初制覇だった。

「馬が大人になって、落ち着いた。だから乗りやすくなったし、パワーを全部発揮できる。メチャ強い。まだ4歳なので、来年が楽しみです」

 ルメールはそう話した。そして、管理する藤沢和雄調教師はもう少し距離を延ばしていく意向を示した。

 この勝利により、牝馬による牡馬相手のGI年間勝利数が「7」となり、1984年のグレード制導入以降の最多記録をさらに更新した。

 アーモンドアイは今週のジャパンカップで引退してしまうが、牝馬の時代はまだまだつづきそうだ。

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クリストフ・ルメール
グランアレグリア

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