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ヘビー級の新星・但馬ミツロは、
マルチリンガルな格闘技オタク。

posted2020/03/24 15:00

 
ヘビー級の新星・但馬ミツロは、マルチリンガルな格闘技オタク。<Number Web> photograph by BOXING BEAT

アマのライトヘビー級では無敗。「母への恩返しが僕の戦いのモチベーション」と語り、親孝行の一面も見せる。

text by

前田衷

前田衷Makoto Maeda

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BOXING BEAT

 昨年11月の全日本選手権(東京五輪国内最終予選)後から、五輪出場を逃したアマの逸材が次々とプロ転向している。そんな中、但馬ミツロ(25)が「ヘビー級でプロ転向」には意表をつかれた。ライトヘビー級で5度全国大会を制した実力派だが、ケガでブランクを作っている間に体重が100kgを超えたという。2月21日、東京の金子ジムでプロテストに臨みB級(6回戦)合格。久々に会った180cmのズングリした巨体はマイク・タイソンのような迫力を感じさせた。

 いきなり6Rのスパーでは後半スタミナ難もみせたが、1年4カ月も実戦から遠ざかっている割にはまずまずの出来。元々強打に自信があり、スピードとテクニックもある。ヘビー級は日本人には世界は厳しい階級といわれるが、ライトヘビー級時の体のキレを維持できれば、かなりの活躍が期待できそうだ。

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