ブンデス・フットボール紀行BACK NUMBER

長谷部誠の統率力は今季も健在。
試合直後も、さすがの“神対応”!

posted2019/09/01 11:30

 
長谷部誠の統率力は今季も健在。試合直後も、さすがの“神対応”!<Number Web> photograph by Getty Images

開幕戦から健在ぶりを見せつけた長谷部誠。戦力がやや不安なチームを今季も牽引していく。

text by

島崎英純

島崎英純Hidezumi Shimazaki

PROFILE

photograph by

Getty Images

 8月18日。この日はアイントラハト・フランクフルト(町の名前との混同を避けるため、チーム名はアイントラハトで統一します)のブンデスリーガ開幕戦。

 アイントラハトは、すでにヨーロッパリーグ2次予選、3次予選などの公式戦をこなしていますが、リーガでは今シーズン初のホームゲーム。なので今回は少し早めにスタジアムへ向かい、街の様子やサポーターたちの佇まいを観察しようと思い立ちました。

 試合開始3時間前、フランクフルト中央駅はサポーターの大集団で埋められていました。僕はいつもトラム(路面電車)でコンメルツバンク・アレナへ向かいますが、近づくほどに今季のアイントラハトのホームキットである赤、黒、白の縦縞のユニホームを着た方々が車内へ乗り込んできます。

今季のユニホームは「パジャマみたい」

 ちなみに今季のユニホームデザインは少し派手で、知り合いのサポーターの奥様からは大変不評です。

「昨季の黒一色のユニホームの方がずっとダンディ。今季のは、なんだかパジャマみたい」

 言い得て妙です、はい。

 ドイツも日本と同じく、応援するクラブのユニホームを身に纏う方々が大変多いです。背中にお気に入りの選手名と背番号をプリントするのも同じ。わざわざ20ユーロくらい多く支払ってまで付けるのですから、そこには明確な思い入れがあります。

 ちなみに、昨季は超強力3トップのルカ・ヨビッチ、セバスチャン・アレ、アンテ・レビッチの3人が抜群の人気でした。

 しかしヨビッチはレアル・マドリー(スペイン)、アレはウェストハム(イングランド)へ移籍してしまったため、今季は違う選手の名前を刻んでいる方が多かったようです。

【次ページ】 大男たちに人気なクラッシャー。

1 2 3 4 5 NEXT
フランクフルト
長谷部誠
鎌田大地

海外サッカーの前後の記事

ページトップ