チームを指揮するサイドバックに。

　最後に、オランダ1部で戦うにあたって、自身のアピールしたい部分を尋ねた。

「サイドバックからチームを指揮する、支える、流れを良くさせる。それがチームとしての違いや安定性を生み出すと分かりました。俯瞰してチームを見てバランスをとり、かつ相手の嫌がることをできるのが僕の長所です。『サイドバックでどれだけチームが変わるか？』を見てもらいたいです。

　オランダで4シーズン、積み上げてきたものがあるので、成長してきた自分を日本の皆さんにも見てもらうのが楽しみです」

　際は2015年5月にオランダ1部リーグ（エールディビジ）にデビューしている。デビュー戦の相手はトゥエンテで宮市亮との日本人対決でもあった。

　そこから4年の月日を経てエールディビジの地に戻ってきたのだ。

　着実に力を付けてきた男のズウォレでの活躍が楽しみで仕方ない。