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桜花賞をグランアレグリアが圧勝。
影も踏ませない完璧な2馬身半差。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byKyodo News

posted2019/04/08 11:20

桜花賞をグランアレグリアが圧勝。影も踏ませない完璧な2馬身半差。<Number Web> photograph by Kyodo News

桜花賞でダノンファンタジーを含めた後続をちぎったグランアレグリアが、世代最強の筆頭であることは間違いない。

スピードがありすぎて2400mは難しい?

 グランアレグリアは、休み明けとはいえ、アーモンドアイやブラストワンピースなど、間隔をあけて使いながら結果を出してきた他のノーザンファーム生産馬と同じノーザンファーム天栄で調整されてきた。

 トレセンの厩舎(内厩)と、施設や人材が充実した外厩とを行き来している馬に関しては、以前のように「久々」をマイナス材料と見る必要は、もはやないと言える。

 また、美浦から阪神への長距離輸送を朝日杯で経験していたことも、今回の落ちつきにつながったようだ。

 牝馬クラシック二冠目のオークスについて問われると、ルメールは「スピードがある(ありすぎる)ので、2400mまではわからない。難しそう」と答えた。

 同じ藤沢厩舎、主戦がルメール、ノーザンファーム生産で、フラワーカップを勝ったコントラチェックがオークスに向かうので、グランアレグリアの次走はNHKマイルカップが有力視されている。舞台は、自身が勝った「伝説の新馬戦」と同じ東京芝1600mだ。

 伝説は、これからもつづく。

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