「優勝」に欠かせない畠。

「チャンスを与えていただき、凄くありがたいと思って投げさせてもらいました」

　日本ハム戦での登板後、畠は首脳陣の期待の大きさに感謝の言葉を口にして、こう続けた。

「一軍で（野球が）できない悔しさはあるけど、自分がしてしまったことの結果がいまになっている。そこはしっかり受け止めて、これから頑張っていけば必ずチャンスはあると思っています」

　1年間、ローテーションを守って投げ続けられれば2桁10勝以上を勝てる力はある。畠にとってとにかく最初の戦いは、いかに投げ続けられるかにかかっている。

　自分自身に勝つこと。

　その先にチームの、巨人の優勝も見えてくる。そう言っても過言ではない。決してオーバーではなく畠は、それぐらいにキーマンである。