欧州シーンには小休止すらなくなりそうだ。

　両者の真剣勝負はEURO2016準決勝以来となる。あの時はフランスがアントワン・グリーズマンの2得点で、盤石と思われたドイツに快勝している。フランスはその後の決勝でポルトガルに敗れたが、2年間でしっかり成長してW杯で優勝した。

　かたやドイツはあのセミファイナルで負けたところから、凋落が始まったとも言える。そのぶん今回の大一番で好結果を手にすれば、反撃の狼煙は高々と上がる。

　今週の第1節には、このフランス対ドイツ戦のほか、ウェールズ対アイルランド、イタリア対ポーランド、トルコ対ロシア、スイス対アイスランド、イングランド対スペインなどが予定されている。

　欧州のフットボールシーンには、いよいよ小休止さえなくなりそうだ。アジアほかそれ以外の地域が、この速い流れに取り残されなければいいのだが。