歴史ある「C」は予選会でどんな走りを見せるのか。

　北元主務は、前回の箱根、19位という結果を謙虚に受け止めようと考えている。

「アクシデントがなければ……という思いは誰もが持っているとは思いますが、素直に『19位』ということを受け入れて、今年はやっていこうと。一ケタの実力を身につける。シンプルです」

　学生たちは、もがいている。しかし、練習を信じて結果を引き寄せるしかない。浦田監督はいう。

「みんな、よくやっています。ただ、重荷を背負ってしまっているのかなと思います。十分な練習は積んでいますから、精神面で安定した力を発揮できるようにチームづくりを進めていきたいと思います」

　いよいよ、秋。予選会はあっという間にやってくる。

「9月、10月の合宿では足作りをしっかり行って、予選会に備えたいと思います。4年生は徳永はじめ、必ずやってくれるでしょうし、3年以下では箱根の1区で『一走入魂』ハチマキをして走った町澤（大雅・3年）が抜きん出た恰好になっています。彼を追う下級生が出てくれば、来年以降も楽しみなチームになっていきます」

　歴史ある「C」のマーク。

　まずは予選会でどんなレースが出来るかに注目したい。