宿敵インテルで3シーズンを過ごしたイブラの宣言。

――宿敵インテルで3季を過ごした君を、ミランの熱狂的ファンはどう受け入れている？

「これ以上ないくらいに熱く迎え入れてくれたよ。その熱は俺の想像していた域を遥かに超えていたね。開幕戦（8月29日、対レッチェ）で、サンシーロを埋めたファンが俺の名を大合唱するのが聞こえた瞬間、俺にしては実に珍しく、全身が鳥肌で覆われたものだよ。

　去年、あのバルセロナ入団のセレモニーで、ユニフォームにキスするよう求められ、実際に俺はやったんだが、その実、俺の心がそれを求めていたわけじゃなかった。だが、このミランの場合は違う。これまで身に纏ってきたどのユニフォームよりも強く、“自分のものだ”と感じているよ。これからの俺の歩みはミランと共にあり、今の俺はミランのためだけにフィールドに立つ。そして今季の最後に、俺とミランは少なくはないトロフィーを手にしているはずだぜ。最後にもういっぺんだけ言っておくよ。『このズラタン・イブラヒモビッチは再びイタリアの地で、あのインテル時代を遥かに超えるプレーをみせる』と。ミラニスタ達に俺は約束するぜ！」