2月26日はショートトラックの最終日。この日は、男子500m、女子1000m、日本はエントリーしていないが男子5000mリレーが行なわれた。
男子500mには、前々日の予選を突破していた吉沢純平、女子1000mには小沢美夏が出場したが、ともに準々決勝敗退。これで、個人種目では、1992年のアルベールビル五輪以来の入賞なしに終わった。
日本は、'98年の長野五輪で金、銅と2つのメダルを獲得したが、その後は入賞にとどまっていた。そしてついに、入賞すらなくなったことになる。
ショートトラックで韓国が大躍進したのは何故なのか?
ショートトラックといえば、今日では、「アジアの天下」と言われる。今大会でも、韓国が金2、銀4、銅2のメダルを獲得。中国も金メダルを4個獲得している。個人種目、リレーをあわせて8種目だから、そのうち6種目で金メダルを両国で獲得したのだ。
アジアの天下と言っても、そこに日本は含まれない。蚊帳の外に置かれた状態だ。
その差は、強化をめぐる環境にある。
大規模な資金を投下し、強化を図る韓国や中国に対し、日本は、代表選手であっても、競技を続けられる環境を整えるのに苦労しているのが現状だ。'90年代後半から、廃部する実業団が相次いだことも、拍車をかけた。
では、今も景気が好調で、世界有数の経済規模を誇る中国はともかく、日本を経済で下回る韓国が、なぜ日本よりも多大な資金を使えるのか。
徹底的にスケート部門を強化した韓国のスポーツ政策。
答えは簡単で、強化する競技を選択し、選ばれた競技に集中させているからだ。
これはショートトラックだけの話ではない。スピードスケートも同様だ。
スピードスケートで、トリノ五輪まで通算2個しかメダルを獲得していなかった韓国は、バンクーバーでは、金メダル3、銀2個と、大躍進を遂げた。
スピードスケートの場合、韓国は、2000年、1年を通じて滑ることのできる全天候型で国際基準にのっとったリンクを設置。このリンクを拠点に、長期計画のもと、強化を図ってきた。その成果が表れたのがバンクーバーである。ちなみに、長野五輪でも使用されたエムウェーブは、1年のうち半分しか使用できない。
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