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外見と中身のギャップが
21歳デュラントの魅力。
~NBAサンダーの大注目FW~ 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byNBAE/Getty Images

posted2010/01/06 06:00

外見と中身のギャップが21歳デュラントの魅力。~NBAサンダーの大注目FW~<Number Web> photograph by NBAE/Getty Images

デュラントは今季平均得点ランキングでリーグ3位と絶好調(28.5点/12月15日時点)

 見かけだけではわからないことは色々ある。たとえばか細い身体にもパワーが潜んでいたり、あるいはシャイな笑顔の裏に負けず嫌いの性格が隠れていたり。オクラホマシティ・サンダーの3年目フォワード、ケビン・デュラントのことである。

「他の人より痩せているだけにパワーアップしたのをわかってもらうのは難しい。でも自分では前よりもずっと強く、大きくなっていると感じている」とデュラントは言う。206cm、104kgの長身細身の身体は、ぱっと見にはNBA入りした2年前から変わっていないように見えるかもしれない。しかし、よく見ると細い手足もしっかりと鍛えられた筋肉で覆われているのがわかる。

 そういえば、ルーキー・シーズンには外からシュートを打つばかりで、インサイドに入ろうともしなかった。それが今ではドライブインやポストアップなど、外からも中からも自由自在に攻撃するようになった。ディフェンスに当たられても身体がぶれないだけのパワーを身につけた証拠だ。

デュラントの成長とともにチームも躍進。

 デュラントが毎年成長しているように、サンダーも昨シーズンから確実に前進している。一年前、サンダーが4勝目をあげたのは開幕から2カ月以上が過ぎた大晦日のことだった。今シーズンは開幕の2週間後、11月11日には4勝目をあげ、12月13日現在、すでに12勝をあげている。

「去年のことはもう考えないんだ」とデュラントは言う。負けず嫌いの彼にとって、昨シーズンのことは思い出すだけでつらい経験だった。それに、ただ単に昨シーズンの成績(23勝59敗)を越えれば、それだけで満足というわけでもないのだ。

「プレイオフ出場も目標だけれど、それ以上に、毎日、毎試合、チームとして成長し続けることが大事」とデュラント。21歳になったばかりの若者とは思えないほど大人なコメントである。

ビデオゲームでの悔しさがバスケへのモチベーションに!?

 その一方で、まだ子供っぽい面もある。たとえば、兄弟や親友を相手にビデオゲームで勝つことができず、その腹いせに、コントローラーを外のプールに投げ込んだこと。そして、その悔しさが練習や試合での最大のモチベーションになっているのだとも白状する。

「僕の勝ちに対するこだわりは、実はそんなところからきているんだ」

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