#739

記事を
ブックマークする

J・バトンにのしかかる、 初戴冠のプレッシャー。

勢いをすっかり失ったバトン。第7戦トルコGP以来、優勝しないままの戴冠となるのか

 初タイトルを目前にしたドライバーが恐れるものは3つある。突然のマシントラブル、理不尽なペナルティ、そして自身のドライビングミスだ。これらの不安がプレッシャーを生む。

 日本GPでチャンピオン決定戦を迎えたJ・バトンは8位(1点)がやっとだった。S・ベッテルがPPからトップをキープしたまま“完全試合”を決めたのに対し、バトンは著しく精彩を欠いた。予選で黄旗区間追い越しによりペナルティを科された彼の走りは、スピンだけはしないよう守りに徹したものであった。バトンはベッテルに敗れたというより「タイトルプレッシャー」に負けたのだ。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

次記事