砂漠を突っ切る片側8車線のハイウェイ。両側には放置された大型クレーン。市街地から約30km離れた砂漠の中に、突如現れる急造スタジアム……驚異の経済拡張と急減速がモザイク状に同居する都市ドバイで開かれた第5回W杯セブンズは、7人制ラグビーの地殻変動を思い知らされる大会だった。
優勝は前回大会に出場できなかったウエールズ。だがハイライトは準々決勝だった。過去4大会の優勝国フィジー、NZ、イングランド、今季ワールドシリーズ最多優勝の南アというビッグ4が立て続けに敗北。日本代表・村田亙監督の「セブンズでは何が起きてもおかしくない」という口癖が現実になったのだ。
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photograph by Shinsuke Ida