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芝のグラウンドで日本サッカーは変わる。

2009/03/20

 今年2月、筆者は計6年半の欧州暮らしに区切りをつけ、日本に本帰国した。オランダ、ドイツと移り住み、サッカーの本場のニオイはもちろん、貪欲なスポーツジャーナリズムに触れられたと思っている。

 日本に帰ってきて今一番強く感じているのは、「やっぱり芝生は大事」ということだ。

 欧州でサッカーを見ていると、日本と欧州にはゴール前の動きに決定的な差があることに気がつく。FWがクロスに飛び込むとき、日本ではファーストチョイスが「ニアポスト」なのに対して、欧州では「ファーポスト」なのだ。

 理論的にはファーのほうが得点になる確率が高い。DFの視野から消えて、クロスに合わせることができるからだ。一方ニアだと、DFがボールとFWを同時に視野に収められるので守りやすい。

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