「前日に負けたばかりなのに、次の朝8時には合宿に来て午前の練習から出てくれた。彼らの意欲を感じました」
12月22日、東芝グラウンドでそう話したのは、今年6月に日本で開催されるジュニア世界選手権(JWC)で日本代表を率いる薫田真広監督だった。20日に始まった合宿には、まず明大のSO田村優やPR小野慎介ら、大学選手権に進めずにシーズンを終えたチームの選手が集合。同じ20日、東西4カ所で行われた大学選手権1回戦が終わると、敗れた8校の選手も追加招集。翌朝には、秩父宮で行われた帝京大との激戦にフル出場した1年生FB仲宗根健太ら慶大の3選手が府中へ。福岡の試合で敗れた天理大のCTBアイセア・ハベア、花園の試合で敗れた日体大のLO新関世志輝ら他チームの選手も夜までには合流。22日のフィットネステストでは、帝京大戦から中1日の強行軍で臨んだ仲宗根がBK主体の2組目で2位に食い込んでみせた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Nobuhiko Otomo