4月5日から始まるマスターズを僕が初めて取材したのは1974年。もう30年以上も昔のことで、ウッズが生まれるちょうど1年前になる。もうずいぶん長い間、マスターズを取材しているものだと感慨深いものがある。
テレビに映るオーガスタのコースは、それほどアップダウンがないように見えるが、実際はかなり高低差がある。例えば18番ホールは、ティーグラウンドからグリーン中央まで20mの段差がある。好成績の選手は気持ちよくアップヒルのフェアウェーを闊歩できるけれど、成績の悪い選手には心臓破り。20年近く取材しているカメラマンによると、最終日にもカメラを担いで一気に坂を登ってシャッターを押し続ける体力がなければ、マスターズの撮影はできないという。
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photograph by Taku Miyamoto