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高橋裕紀の初勝利に、 日本人選手復権の予感。

 WGP第5戦フランスGP250ccクラスで、高橋裕紀が念願の初優勝を果たした。ホンダ・レーシング・スカラシップで参戦して2年目。21戦目の初表彰台はいきなりの頂点だった。チームメートで総合首位のA・ドヴィツィオーゾとの熾烈なバトルを制し、チェッカーフラッグを受けた高橋の力強いガッツポーズは、その大きな喜びを物語っていた。「表彰台に立って君が代を聴くのがグランプリに来てからの憧れだった」と、表彰式ではこみ上げてくる涙を堪え切れなかった。

 高橋はワイルドカードで出場した'02年のパシフィックGP(ツインリンクもてぎ)で、高校生ライダーとして3位表彰台に立ち、一躍注目の選手となった。'03年の日本GP(鈴鹿)でも3位。250ccクラスでチャンピオンになった原田哲也、そして加藤大治郎に続く大物選手として、多大な期待を寄せられた。そして'04年に全日本250ccクラスでチャンピオンになり、翌'05年からはスカラシップ2期生としてグランプリ参戦を果たした。

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