#666

記事を
ブックマークする

日ハムを去る小笠原、 日本一の立役者がなぜ?

2009/03/08

 「ドラフト1位と違って、ロクに契約金ももらえなかった人間にしてみればどうしてもこのチャンスは逃したくなかった」

 もう12年も前のこと、FA選手第1号として阪神からダイエーに移籍した松永浩美が、こんな話をしていたことを思い出す。清原和博が西武から巨人にFA移籍した時は、「10年も王様として君臨していたチームを離れて、最初からやり直すのは誰だって苦痛ですよ。でも、新しいところでやりたいという少年のような思いには勝てなかった」と、憧れの球団に移る気持ちを話していた。

 11月6日、日本ハムの小笠原道大が、移籍を視野に正式にFA宣言した。44年ぶりの日本一の立役者である。新庄剛志が引退した今、チームの顔であることも間違いない。では、小笠原はなぜ決断を下したのだろうか。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Koji Asakura

0

0

0

前記事 次記事