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気配りの男、ジョンソンが松坂大輔の穴を埋める。

2009/03/08

 キャンプで実際に目にしてみるまで、実力のほどが分からないのが外国人投手だ。アメリカが61億円を出してまで日本人投手を欲しがる時代。いかにメジャーで実績をあげていようと、日本で結果を出せるかは別の話だ。ソフトバンクの王貞治監督は、こう言った。「あわてて高い買い物をするよりも、3月末まで待って25人枠を外れた選手を獲る方が効率的だよ」

 それでも実際に活躍したのは、'99年のダイエー初優勝に貢献したロドニー・ペドラザぐらいだという。

 そんななか今季のキャンプで一際目立っている新外国人投手がいる。西武のジェイソン・ジョンソンだ。11歳で糖尿病を患い、今でもインシュリン入りの袋をベルトに付けている大型右腕。オリオールズなどでメジャー55勝をあげた実績もさることながら、キメ細かな気遣いができるところが目を引いた。

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