シリーズ後半戦の幕開け、2年ぶりのホッケンハイムに戻って開催された第10戦ドイツGP。現在最多数となる5人のドイツ人ドライバー、そしてメルセデスとBMWのホーム・グランプリである。
起きるべきことが全て起きたといえるこの67周レース、L・ハミルトンは本当に速かった。PPウインという結果だったからそう言っているのではない。
マクラーレン・チームは夏のマシン開発に成功しウイークポイントだった低中速コーナーでフェラーリを圧倒し、今まで“オーバードライブ(攻めすぎる)”傾向があったハミルトンもこのレースでは違った。まだ1年半、27戦目の彼がベストマシンを得たスピードにおぼれずに、抑えるべきところは抑え、全力を振り絞るところでは出し切ったのだ。
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photograph by Hiroshi Kaneko