数ある競走馬のセリの中で、いまや質量ともに突出した存在に成長した「セレクトセール」(日本競走馬協会主催)。今年は、洞爺湖サミットの日程を考慮し、例年の第1月曜日ではなく第2月曜日に開催。北海道苫小牧市のノーザンホースパーク特設会場において、3日間にわたり活発な取り引きが行なわれた。
今年前半のセリが、経済情勢の悪化の影響をまともに被って散々な結果だっただけに、セレクトセールがその流れを断ち切れるかどうかが注目されたが、終わってみれば素晴らしい成果。465頭の上場で327頭が売却されて、売り上げ総額は101億7093万円。平均価格の3110万円余、売却率の70.3%はともに前年比微減ではあったが、このご時勢を考えれば上々の数字と評価すべきではないか。世の中、金はあるところにはあるのだ。
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