1横綱5大関といういびつな番付となった夏場所。一人横綱は遂に15場所目を迎えた。この不自然さを解消するには、長らく空位の西横綱を埋めるしかない。今年に入り、難攻不落だった朝青龍城に見え始めた小さなほころび。そのほころびを大きな穴にし、いち早く横綱に名乗りをあげるのは誰なのか。5大関が番付上最短距離にいるのは間違いないが、彼らを一気に抜き去るかもしれない、とてつもない可能性を秘めた力士が現れた。ちょっと褒めすぎと言われるかもしれないが、そんな気持ちを抱かせる新入幕力士が今場所、ベールを脱いだ。
把瑠都凱斗。西前頭11枚目、三保ケ関部屋所属。本名カイド・ホーヴェルソン。昭和59年11月5日生まれの21歳、エストニア共和国ラクヴェレ県出身。身長197cm、体重172kg、A型。平成16年5月場所初土俵、先場所までの生涯戦歴74勝13敗14休。
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