#686

記事を
ブックマークする

亜久里がはぐくむ、子供たちの未来。

 いまや鈴木亜久里は、レーシングカートから国内カテゴリーはもちろん、ヨーロッパのF1やアメリカのIRLのチームにまで手を広げる「世界最大の」レーシングチームオーナーである。その亜久里が熱心に続けてきたのが、自分を育ててくれたモータースポーツの入口、レーシングカートでの活動である。

 10年前、鈴木は自チームで育成する選抜選手を真夏のツインリンクもてぎカートコースに集めて夏期集中合宿を始めた。朝から晩までいやというほどレーシングカートに乗せて、その能力を引き出す環境を作ってみたかったのだという。それの締めくくりはレーシングカート経験者たちを集めた実戦という趣向だった。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Mamoru Atsuta

0

0

0

前記事 次記事