徳山昌守(31)の進退問題がまだ決着しない。
5月25日、大阪・生野区の金沢ジムにメディアを集めて開いた記者会見。重大発表があると聞き、てっきり引退発表と思いきや、「長谷川か亀田と、ビッグマッチ以外はやらない」。これでは2月のナバーロ戦直後から少しも前進していない。
徳山は昨年川嶋勝重を見事にアウトボックスして世界王座を奪還すると、今年2月には1位挑戦者ホセ・ナバーロに文句のつけようもない判定勝ちで防衛。試合直後のリング上で「これでWBCスーパーフライ級は卒業します」と宣言したのも記憶に新しい。
徳山本人は引退の覚悟を決めたものの、辞められては元も子もないジム側が必死に説得工作を試み、高額報酬のビッグマッチを実現することを条件に引退を思い留まらせているのが現状のようである。
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