「屈辱的だった」と、アストロズのモーガン・エンズバーグは端正な顔を少し歪めた。36ホーマー、101打点と大ブレークした昨年、球団創設44年にして初のリーグ優勝に大きく貢献。だが、ワールドシリーズでは4番を任されたものの、18打数2安打に終わり、ホワイトソックスに4タテされる敗因のひとつに挙げられた。彼がそのときの気持ちを吐露したのは、新しいシーズンを目前にした3月末のことだった。
開幕から15勝30敗と大きく負け越していたチームがリーグ優勝を果たしたのは史上初。ところがエンズバーグはその快挙よりも先に、悔しさを口にした。
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photograph by Yukihito Taguchi