10月5日に行なわれた世界柔道団体選手権。北京代表の多くは出場を辞退し、新鮮な顔ぶれが日本代表に名を連ねた。
無理もない。代表選手たちは4年間、北京を見据えて日々練習に励んできて、大会は終わったばかりだ。4年という時間は選手にとってどのようなものか。以前、カーリング日本代表の小野寺歩が語った言葉が印象的だった。
「情熱が現実を引っ張ってきたような4年間でした。4年間、五輪のことを考えない日は1日もありませんでした」
あるいはシドニー五輪競泳で銀メダルの田島寧子。当時19歳だった彼女が、帰国後こうつぶやいたのを思い出す。
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