#616

記事を
ブックマークする

「本場」のリザーブマッチを見ながら考えたこと。

2009/03/08

 秋のイングランドでチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルの試合を観戦し、それぞれのホームスタジアム近辺も取材した。3チームとも100年の伝統の中で地域に根づきつつ、近代的なスポーツビジネスのシステムの中でも成功を収めている。その姿は、クラブ経営の目指すべき一つのモデルかもしれない。

 ミッドウィークには、そうしたビッグビジネスの成功とは別の視点から、チームづくりの環境を考えさせられた。ロンドン郊外でトッテナム・ホットスパー

vs.ポーツマスのリザーブマッチを観戦したのだが、会場はセミプロ中心の全国リーグ(日本で言えばJFLか)に所属するスティーブニッジというクラブのスタジアム。満員でも4000人という、こぢんまりした会場につめかけたのは、ウィークデイのナイトゲームということもあってか200〜300人程度。それでも有料チケットが販売され、警備の人員が配備され、売店ではハンバーグやチップスが売られて、「正式なゲーム」という体裁が整えられている。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

0

0

0

前記事 次記事