柔らかいバットコントロール。ユニフォームの裾を上げ、ストッキングを見せるスタイル。オリックス・バファローズに、どことなくイチローを思い出させる選手がいる。背番号52の外野手、坂口智隆だ。
下馬評の低かったオリックスだが、ソフトバンク、日本ハムと続いた開幕5試合で3勝。坂口は、その内4試合で1番を任された。平野恵一が故障で戦列を離れたこともあったが、オープン戦で38打数17安打と打ちまくったことでレギュラーの座をつかんだのだ。開幕戦では、初回にいきなりソフトバンクのエース斉藤和巳の高速スライダーをセンターに弾き返して先制点のきっかけを作った。査定担当の宮田典計は、「あいつが1番を打ち、新人の大引(啓次)が8番に定着すれば、チームの形ができてくる」と言った。
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