札幌市で行われていたノルディックスキーの世界選手権が終了した。今冬の冬季競技では最大のイベントだったにもかかわらず、観客動員は目標の20万人を大きく下回る9万人。テレビの視聴率も低調で、組織委員会の「大会は成功裏に終了した」(上田文雄会長)という言葉だけがむなしく響いた。盛り上がらなかった理由には、事前PRの失敗もあるだろうが、最大の原因はやはり日本選手のふがいなさにある
女子個人スプリントで夏見円が過去最高の5位に食い込んだクロスカントリー陣はともかく、エースの高橋大斗が転倒して左肩を骨折した複合陣や、団体戦で意地の銅メダルを獲得したとはいえ個人戦では惨敗したジャンプ陣は、猛省すべきだろう。
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