69歳の杉原輝雄が元気だ。
プロゴルフでは、50歳を過ぎるとシニアツアー(米国ではチャンピオンズツアー)という別のフィールドの大会が用意されている。だが69歳の杉原は、自分の息子よりも若い選手たちに混じって、レギュラーツアーで今も奮闘中だ。
'98年、杉原は前立腺がんと診断された。
「60歳を超えた私には、休んでいる暇はない。50歳なら手術をして1年間休んで、また試合に出るという選択肢もあっただろうけど……」
杉原は手術をせずに治療を重ね、さらにこのときから過酷な加圧式トレーニングを始めた。自分がピンチのときに、さらに自分を追い詰めて乗り越える。実に杉原らしい生き方だと思う。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています