控え室とは格闘家にとって神聖な場である。
プロの格闘家はトレーニングで肉体を鍛え上げるだけでなく、食事・睡眠をはじめ、あらゆる生活の営みに配慮する日々を送る。リングにあがる直前の控え室は、最後の、そして最も大切な調整・集中の場。それゆえ、容易にはメディアに公開されない。
そんな神聖な控え室、非公開練習にこだわった稀有な写真集が上梓された。被写体は格闘家・小川直也。写しだされているのは、「ハッスル・ポーズ」を披露する演出された小川直也ではなく、プロのアスリートとしてのリアルな小川直也だ。
「控え室で撮影することは僕から言い出したわけじゃなくて、'01年に小川さんから声をかけてもらったんです。最初は『なに冗談を言ってるんだろ?』って思ったんで、会場に足を運ばなかった。そしたら次に会ったときに『お前、何で来なかったんだ!?』って怒られて。そのとき、小川さんが本気だったと知ってビックリしたんです」
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