高橋由伸がFA宣言をせずに巨人残留を決めた。阿部慎之助は主将として積極的にチームをまとめている。上原浩治は安定度を増し、頼れる守護神に成長した。生え抜き選手の頑張りなくして、巨人復活はありえないと思うのは、巨人OBだけではないだろう。
そんななかで、入団9年目の生え抜き、二岡智宏が、あまり目立っていないことが気になる。本来、中心選手としてチームを引っ張るべき存在だが、いまひとつ乗り切れていないと感じるのだ。
8月終了時点で2割9分4厘、17本塁打。得点圏打率は阿部を凌ぐ3割6分2厘と、数字は残している。しかし今シーズンは、3番、5番、6番、7番と打順をたらいまわしにされたり、大事な場面で代打を出されたりと、原辰徳監督から絶対的な信頼を受けているとはいえない。
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photograph by Hideki Sugiyama