角界に足を踏み入れた力士達の第一目標とは、関取に仲間入りする十両だ。夏場所、3人の将来性豊かな若武者達が、十両の土俵に新風を送り込む。
注目度筆頭は、元横綱貴乃花(現親方)の17歳2カ月に次ぐ、歴代2位(17歳9カ月)の年少昇進を果たした萩原だ。この機会に本名である四股名の改名問題が検討されたが、今の勢い、上げ潮を大切にする意味で変更はしない。身長185cm、体重141kgの恵まれた体格はまだまだ成長の余地充分である。十両の強い当たりに対抗するため、150kgへの増量を計画中という。中学時代は野球部の4番でエースという、相撲とは無縁だった萩原が鳴戸部屋を選んだ理由は「角界随一の稽古量を誇る部屋だから」。親方の密着指導のもと、連日の50番超の猛稽古をこなす和製大器に期待が膨らむ。
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