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学生チームのル・マン参戦に苦言を呈す。

 6月14日から15日にかけて開催されたル・マン24時間レースに、東海大学の学生チームが参戦した。大学の名を冠したチームが伝統あるル・マンに参戦したのは史上初のこと。チームは最高峰のクラスであるLMP1クラスにエントリー、決勝では18時間走行後にトラブルを発生してリタイアを喫したが、その結果も健闘だったとは言えるだろう。

 だが、わたしには一般メディアほどには手放しでこの挑戦を賛美する気にはなれない。学生チームとは言いながら、その主力は外部から助っ人に入ったプロの技術者たちだったし、公式予選タイムは正式な予選通過基準には遠く及ばず、通常ならば予選落ちのところ、決勝出走ができたのは、レース運営団体の特別な計らいがあったからだ。

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