#663

記事を
ブックマークする

ブーム再来を予感させる、 シャラポワの急成長。

2009/03/08

 進化を遂げたマリア・シャラポワが、全米オープンを初めて制し、'04年ウィンブルドン以来、2度目の4大大会優勝を遂げた。待ちに待ったタイトルだった。ウィンブルドン以降、4大大会の準決勝で敗れること5度。迷いがない強打で制した衝撃の初優勝の際は、一気にシャラポワ時代が到来するかと思われたが、それほど甘くはなかった。

 この2年間、下位選手には存在感とパワーで圧倒できたが、相手が上位選手になると、強打に頼る単調さが弱点になった。陣営も弱点を理解しており、プレーの幅を広げるため、多くのショットを練習する彼女が、4大大会前には何度も見られた。その努力が、遂に全米で実った。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hiromasa Mano

0

0

0

次記事