いつも筆者のV予想が外れるチャンピオン・カーニバル。今年は待望の諏訪魔がきた。全日本マットにふさわしい大型チャンピオンを予感させるフィナーレだった。
恒例となった後楽園ホール5連戦。4月9日の決勝戦は満員の札止め。全日本コールが沸き起こるほどの最高のムードだったが、何と言っても対決構図が良かった。決勝での諏訪魔の相手は新日本の看板、棚橋弘至だったのだ。諏訪魔は必殺のラストライドで棚橋を沈め、初優勝を飾った。デビュー3年5カ月、中大レスリング部の大先輩ジャンボ鶴田を抜く史上最速のV記録である。
“春の本場所”を制した諏訪魔は、その勢いに乗って29日、名古屋・愛知県体育館で3冠ヘビー級王者佐々木健介に初挑戦する。
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