「東方のハリケーン、ミスター・ハカマダ、俺は生き延びた。あんたも生き延びてくれ……」
後楽園ホールのビデオスクリーンに現れたルビン“ハリケーン”カーターが、力強い口調で連帯のメッセージを送った。東日本ボクシング協会主催の「袴田巌再審支援チャリティBOXING」(1月24日)のひとコマである。
元プロボクサー袴田巌は、1966年静岡で起こった一家4人放火殺人事件の犯人として逮捕された。本人は一貫して無実を主張したものの、連日の長時間の取調べで「自供」に追い込まれ、これが死刑判決の決め手となった。だが袴田を犯人とするには疑問点が多く、弁護団は再審請求を出し続けている。
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